建設業の業種は現在全部で２９種類が存在しており、それぞれの建設業許可を受けなければいけません。
ここでは全２９種類を簡単にではありますが紹介していきます。
建設業許可の必要な２９種類の紹介
①土木工事業
土木工事は元請け業者の立場として総合的な企画・指導・調整のもとに土木工作物を建設する工事で、下請け業者複数により施行される大規模かつ複雑な工事になります。
②建築工事業
建築工事も土木工事業と同じように元請けの立場として下請け業者によって施行される複雑な工事になります。
③大工工事業
大工工事は木材の加工や取り付けによって工作物を築造し、または工作物に木製の設備を取り付ける工事になります。
④左官工事業
左官工事は工作物に壁土・モルタル・漆喰・プラスター・繊維などを、こて塗り・吹付けまたは貼り付ける工事になります。
⑤とび・土工工事業
とび・土工工事は足場の組み立て、機械器具・建設資材等の重量物の運搬配置、鉄骨等の組み立て、工作物の解体等を行う工事・杭打ち、杭抜き及び場所打ちぐいを行う工事・土砂等の堀削、盛り上げ、締固め等を行う工事・コンクリートにより工作物を築造する工事の他、基礎的ないしは準備的工事になります。
⑥石工事業
石工事は石材の加工または積み方により工作物を築造し、または工作物に石材を取り付ける工事になります。
⑦屋根工事業
屋根工事は瓦・ストレート・金属薄板などにより屋根をふく工事になります。
⑧電気工事業
電気工事は発電設備・変電設備・送配電設備・構内電気設備などを設置する工事になります。
⑨管工事業
管工事業は冷暖房・冷凍冷蔵・空気調和・給排水・衛生等のための設備を設置して、または金属製等の管を使用して水・油・ガス・水蒸気等を送配するための設備を設置する工事になります。
⑩タイル・れんが・ブロック工事業
れんが・コンクリートブロック等により工作物を築造し、または工作物にれんが・コンクリートブロック・タイル等を取り付けまたは貼り付ける工事になります。
⑪鋼構造物工事業
鋼構造物工事は形鋼・鋼板などの鋼材の加工または組み立てにより工作物を築造する工事になります。
⑫鉄筋工事業
鉄筋工事は棒鋼等の鋼材を加工し、接合し又は組み立てる工事になります。
⑬舗装工事業
舗装工事業は道路などの地盤面をアスファルト・コンクリート・砂・砂利・砕石などにより舗装する工事になります。
⑭浚渫工事業（しゅんせつと読みます）
浚渫工事は河川・港湾などの水底をしゅんせつする工事になります。
⑮板金工事業
板金工事は金属薄板などを加工して工作物に取り付け、または工作物に金属製の付属物を取り付ける工事になります。
⑯ガラス工事業
ガラス工事は工作物にガラスを加工して取り付ける工事になります。
⑰塗装工事業
塗装工事は塗料・塗材などを工作物に吹き付け・塗りつけまたは貼り付ける工事になります。
⑱防水工事業
防水工事はアスファルト・モルタル・シーリング材などによって防水を行う工事になります。
⑲内装仕上工事業
内装仕上工事は木材・石膏ボード・吸音材・壁紙・カーペット・襖などを使用して建築物の内装の仕上げを行う工事になります。
⑳機械器具設置工事業
機械器具設置工事は機械器具の組み立てなどによって工作物を建設し、または工作物に機械器具を取り付ける工事になります。
㉑熱絶縁工事業
熱絶縁工事は工作物または工作物の設備を熱絶縁する工事になります。
㉒電気通信工事業
電気通信工事は有線電気通信設備・無線電気通信設備・放送機械設備・データ通信設備などの電気通信設備を設置する工事になります。
㉓造園工事業
造園工事は整地・樹木の植栽・景石の据え付け等により、庭園・公園緑地などの苑地を築造し、道路・建築物の屋上などを緑化しまたは植生を復元する工事になります。
㉔さく井工事業
さく井工事はさく井機械などを使用して、さく孔・さく井を行う工事またはこれらの工事に伴う揚水設備設置などを行う工事になります。
㉕建具工事業
建具工事は工作物に木製又は金属製の建具などを取り付ける工事になります。
㉖水道施設工事業
水道施設工事は上水道・工業用水道のための取水・浄水・排水などの施設を築造する工事または公共下水道もしくは流域下水道の処理設備を設置する工事になります。
㉗消防施設工事業
消防施設工事は火災警報設備・消火設備・避難設備もしくは消火活動に必要な設備を設置し又は工作物に取り付ける工事になります
㉘清掃施設工事業
清掃施設工事はし尿処理施設またはゴミ処理施設を設置する工事になります。
㉙解体工事業
解体工事は工作物の解体を行う工事になります。
あなたに必要な建設業許可は？？
上記の２９種類の中から、あなたの業務に必要な建設業許可を取得するようにしましょう。
最初から２９種類のすべてを取得する必要はありませんし、そのようなことをすれば資金面で打撃を受けますので、効果的な取得を考えてみてください。
